WORKSCASE223 「静けさとぬくもりの家」 吹抜けが創る空間の広がり 立体的な外観デザイン。素材を切り替えた門柱と、横桟のフェンスが、隣地との境界を美しく区切り、プライベートな空間を守ります。 奥のテラスまで視線が抜けるよう、ガラスの建具を採用した開放的な玄関ホール。軽やかなスケルトン階段が視線の先に現れ、空間の広がりを感じさせます。足元には間接照明を仕込み、温かい光でゲストを迎えます。 真鍮のブラケットライト、丸鏡、木のカウンターとモルタル調の壁の組み合わせが、空間を上質に演出します。小さな空間にもデザイン性を追求し、お客様をもてなす意図を込めています。 空間の主役となる、モルタル調のアイランドキッチン。天井には濃色の木質パネル、床には明るい木材を採用し、上下のコントラストで空間に奥行きを与えました。キッチン上部の間接照明は、温かな光で木質パネルの美しさを際立たせる設計です。 リビング上部の吹き抜けと高窓(トップライト)は、都市部で採光が難しい中でも、一日中安定した自然光を取り込むための重要な設計要素です。光の当たらない壁面にはモルタル調のクロスを貼り、間接照明を組み合わせて陰影を美しく見せています。 リビングの一角に設けた小上がりの和室。琉球畳を採用し、モダンな空間に調和するようデザインしました。地窓に設けた障子は、柔らかな光を取り込みながら、外部からの視線をコントロールする役割を担います。 明るい白のフレームと木の踏板で構成されたスケルトン階段。吹き抜け上部のハイサイド窓からの光を階下へ届ける「光の通り道」としての役割も果たします。壁のブラケットライトが空間に温かさを添えます。 遊び心のあるターコイズブルーの壁と斜め天井が特徴のヌック。屋根の形状をそのまま活かし、採光窓を設けることで、秘密基地のような特別感のある居室を実現しました。