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CASE220 「木目×グレーのモダン空間の家」

光を呼び込む吹抜けと木の温もり

無機質なグレーの箱のような外観からは想像できない、光と木の温もりに満ちた開放的な住まい。

都市の限られた敷地という制約を逆手に取り、建物の中心に設けた吹き抜けと大きな開口部によって、どこにいても明るく、空を感じられる空間を実現しました。LDKは、天然木を基調としたアイランドキッチンと、それを引き立てるシックなグレージュの壁が調和。リビングの明るい無垢材と、キッチン・土間のタイルが生む素材のコントラストが、空間に奥行きと洗練をもたらします。デザイン性と機能性を両立させた玄関土間や、造作の洗面台など、細部にまで設計意図を込めています。家族の成長と共に、味わい深く変化していく。 この家は、日々の暮らしに安らぎとモダンな刺激をもたらす、光の器です。

土間部分とホール部分をベンチと段差でゆるやかに分けた玄関。土間にはシックなタイル、ホールには木のフローリングを採用し、空間の切り替わりを表現。奥のアイアン調のFIX窓は、採光を確保しつつ、奥の空間とのつながりを感じさせます。
縦長の窓から光を取り込む明るい玄関。タイル床の土間スペースに設けられた造作ベンチは、靴の脱ぎ履きだけでなく、ちょっとした荷物置きや来客時の腰掛けとしても機能します。真鍮のブラケット照明が温かいアクセントです。
天然木を使用した大型のアイランドキッチン。作業スペースを最大限に確保し、デザイン性の高いレンジフードを設置することで、LDKの中心としての存在感を高めました。背面のグレージュの壁が、木の温もりを引き立てます。
リビング（無垢フローリング）からキッチン（タイル）を見たカット。リビングの明るさと、キッチンの落ち着いたトーンの対比が際立ちます。ハイサイド窓や大きな開口から入る光が、空間全体に広がりと明るさを生み出します。
空間のアクセントとなる、軽やかなデザインの鉄骨階段。木製の踏板と黒のアイアン手摺の組み合わせが、モダンでありながら温かみのある印象を与えます。階段下の空間も有効活用できるよう、視覚的に圧迫感のないオープンな設計としました。
機能美と個性を追求した造作洗面台。大きな鏡と横長窓で広がりを持たせ、木製のカウンターと白のサブウェイタイルで温かみのあるモダンな印象に。大胆なストライプのクロスは、単調になりがちな水回りに遊び心とリズムを加えています。